夏のアクティビティ『和楽器にふれよう』

和楽器にふれよう

MOCOPLA四ッ谷から徒歩10分程のところにある、長唄三味線演奏家/杵屋三澄那(きねやさんすみな)先生のお稽古場で和楽器の演奏を聴いたり、実際に触って練習させてもらいました。

感染症対策のため、1回の参加者を15名以下になるように午前の部・午後の部に分けて開催しました。

まずは挨拶

畳の部屋での挨拶の仕方を教わりました。

座布団から一旦降りて綺麗なお辞儀を練習し、みんなでご挨拶。

普段の子ども達とは思えないような(笑)上手なお辞儀でした。

こんな和楽器を体験しました

和楽器には琴・琵琶等ありますが、三味線・小鼓・締太鼓の演奏体験をしました

三味線・小鼓・和太鼓・笛の紹介をしてもらい、演奏を聴かせていただきました。

三味線

三味線は弦が3本あり、もっぱらいて演奏する撥弦楽器と分類されますが、撥で強くはじく様子は打楽器のような印象を受けました。

撥の持ち方や棹の持ち方など丁寧に教えていただきました。

三味線は意外と重く、低学年の子どもたちにとっては棹が長く、苦戦する場面もありました。

しかし、練習するうちに音が出るようになって嬉しそうでした。

3年生4年生の中には短時間で三味線を持つ姿が様になり上手に弾ける子もいました。

「三味線は三本の弦の太さが違う」等、子ども達からの発言も丁寧に対応していただき、三味線が身近な存在になりました。

小鼓

小鼓は紐を手で握りそれを絞めたり緩めたりして音の変化を付けます。

しかし、今回は小学生であり初めての体験なので、ひとまず叩ければOK。

先生のような音は出せませんが、何とか音がでました。

練習用の小鼓は10万円程だそうですが、練習小用鼓の数が足りず先生の立派な小鼓も貸していただきました。

練習用の10倍以上のお値段だそうです(粗相がないかと横でハラハラしながらみておりました)。

笛は篠笛と能管の2種類でした。

どちらも竹で作られた横笛の一種ですが、能管は篠笛と違い、巻きや塗などの装飾が施されているそうです。

今回はコロナ感染症拡大防止の観点から今回は聴くだけでした。

音域が2オクターブ半ほどなので、様々な合奏に備えて常に10種類以上の音程のものを持ち歩いているそうです。

姿勢を学ぶ

和楽器の演奏は、元々神事から来ています。

楽器を大切に扱う先生方の姿勢から、そのことを改めて実感しました。

子ども達にも、楽器を手にするときは正座することを教えてくださりました。

正座に慣れていない子ども達は、楽器を持つ手が疲れるより先に足が崩れていました。

こんな事も体験してみたからこそ分かる事ですね。

即興演奏会

2年生3年生が中心の午後グループは、金屏風の前で即席の演奏会をさせていたいだきました。

先生の三味線と篠笛にリードしていただき、子ども達の小鼓と締太鼓で合奏です。

ステキな体験になりました。

最後は先生方の演奏です。

連獅子(歌舞伎でお馴染みの赤と白の長い毛を振る演目)は20分超の曲ですが5分程にして演奏いただきました。

プロの演奏家ですのでその演奏は無料公開できませんが、本当に素晴らしいものでした。

演奏前の凛とした静寂も含め、こんな素晴らしい演奏を間近で聴けた子ども達はなんて幸せなのでしょう。

さいごに

杵屋三澄那先生のご協力で和楽器にふれる、またプロの演奏を身近で聴ける『本物の体験』をさせていただきました。

将来この子たちが「日本」を語る必要があるときに、この生の体験が何かの形で活きてくるでしょう。

MOCOPLAでは「和」に触れる機会も大切にしています。

MOCOPLAでは日本文化に親しめる機会を作りたいと考えています。

今までにも『落語体験』『お茶の淹れ方』『お正月飾り作り』などをおこなってきました。

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次回の体験も子ども達に「和」を感じてもらえるものを企画します。

お楽しみにしてください。


MOCOPLA(モコプラ)では、放課後を最大限学びの時間にするべく、キッズクラブ(学童保育)、レッスン(習い事)、スタディ(学習塾)の総合教育を行っています。
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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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