夏休みアクティビティ①【オペラ体験】
7月21日(木) モコプラでオペラ体験のアクティビティを行いました。
目次
講師紹介
あすみ和希 先生
3才から母であり声楽家の本山和佳子より、音楽の手ほどきを受け、14才より本格的に声楽の勉強を始める。その頃から母と共に小中学校や福祉施設を中心にボランティアでの演奏活動を数多く経験。
2010年、東京音楽大学演奏家コースに進学、在学中に学生オペラ団体を発足し、演出・キャストとして「フィガロの結婚」「ドンジョヴァニン」などの公演を成功させる。
2010年、東京音楽大学声楽演奏家コースに進学、在学中に学生オペラ団体を発足し、演出・キャストとして”フィガロの結婚”、”ドンジョヴァンニ”などの公演を成功させる。
より深くイタリアオペラを学ぶため留学を決意し、渡伊。
2012年 ボローニャ国立音楽院入学。
2017年 ボローニャ国立音楽最高得点卒業。
2017年 ボローニャ国立音楽院大学院入学
2019年 ボローニャ国立音楽院大学院卒業。
大学院においては、卒業試験を演奏と論文にて最高得点を取得首席のみならず、Lode(称賛)という称号を与えられる。
日本、イタリア各地にてソロ演奏活動を積極的に行なっており、イタリアでは地元の新聞などで数多く取り上げられた。 ミラノ・スカラ座のコレペティトール:ヴィンセント・スカレーラ、リチャード・バーカー、指揮者:フィリッポ・マリア・ブレッサン、マウロ・ペリッシノット他、歌手:各マスタークラス修了。
グルッポ・マンドリニスティコ・コディゴレーゼ(マンドリンオーケストラ)と共にソリスタとして各地で演奏ツアーを行う。
ボローニャ市立歌劇場ホワイエコンサートにてアストルガ”Stabat Mater”のソリストとして出演し好評を得る。
オペラとは?
「オペラとは、歌でお芝居をすることである」
と、初めに先生が教えてくださいました。ただ歌うだけではなく、歌をしっかりと歌うことが大切だそうです。
先生がお手本として「オー・ソレ・ミオ」を披露してくださいました。「素敵すぎて言葉が出なくなる」とは、このことかと、身をもって体験しました。集中していなかった子どもたちも、先生の歌声に圧巻。一言も発することなく、先生に魅了されています。
体験スタート
息を吸う練習
歌うには「息を吸うことがとっても大切である」と先生が教えてくれました。まずは息を吸う練習です。
お友達が触っている部分(横っ腹)が膨れたら正解!
このヒントを基に、みんな頑張りました。ですが、実はこの練習がとても難しい!普段意識して息を吸っていないからか、「そんなに長く吸えないよ」「息が続かないよ」との声が多く聞こえます。みんなで輪になり、何度も練習します。
歌う練習
いよいよ、歌う練習のスタートです!初めは子ども達にも馴染みのある「どんぐりころころ」と「夕やけこやけ」を元気に歌いました。みんなで歌うと、叫びながら歌う子もいますよね。小学生あるある!
最初は、おふざけ混じりで歌う子もいましたが、「上手に歌うコツはなんだったかな?」の声かけ一つで、目つき・顔つき・姿勢がバッと変わりました。いつも以上に真剣な眼差しで先生を見て、歌う姿はとてもかっこいいです。
歌の練習をした後は、2チームに分かれて「同時唱」をします。異なる歌を同時に歌う合唱方法です。ピアノは、曲を交互に弾いてくれるため、半分は自分の中でリズムを刻んで歌わなければなりません。
これがまた大苦戦!
お互いの歌につられたり、つられない為に耳を塞いでリズムが分からなくなったりと…とても頑張っていました。
2曲目は「ロンドン橋」と「メリーさんのひつじ」です。馴染みがあまりないのか?自分たちが知っている歌詞と違うからか?1曲目よりかなり苦戦していました。特に、ロンドン橋『おちたおちた♪』・メリーさんのひつじ『かわいい ひつじ♪』の部分がお互いのリズムにつられてしまっていて、数名の「あれ??」という顔が印象的でした。
子ども達の感想
小2の男の子
始めは、叫ぶように歌っていたAくん。先生から上手に歌うコツを教えてもらってからは、背筋を伸ばしてかっこよく歌っています。
体験終了後、「どうだった?」と聞くと、「クラスのみんなに上手に歌う方法を教えて、みんなで歌ってみたい!大人数なら絶対もっと楽しいよ!!」と大興奮でした。
小4の女の子
歌うことが大好きと言っていた、Bさん。「なんの歌を歌うのかな?」と体験前から楽しみにしている様子でした。先生が披露してくれた歌を聞いて、小さな声で「わぁ~…」と、目を輝かせていた姿がとても印象的です。
1人で歌うのは恥ずかしがっていましたが、みんなで歌う時は誰よりも素敵な歌声で歌っていました。休憩時間には真っ先に先生のところへ向かい、「どうやったらもっと上手くなるの?」「もっと色々な歌を歌いたいな」と楽しそうにお話をしていました。