中学受験体験記① 学習院女子中・高等科合格 Yさん(都内私立小学校卒)

目次

Yさんの体験談

受験勉強や入試を通して感じたこと

 受験勉強は大変なことがたくさんあったけれど、受験勉強をすることで初めて知ったことや、自分では考えなかったことなど、物事を新しい視点から見る事ができるようになりました。また、受験勉強をする中で出会った大切な友達や先生方、得た知識は、これからの人生の中でとても大切な宝物です。
 私は受験勉強をする前は勉強があまりできず、いろいろなことを親に言われてからやることが多く不満に思うこともあったのですが、受験勉強や入試を通して、私立の学校なのに受験ができるありがたさ、塾のたびにお弁当を作ってくれるありがたさ、仕事の途中でも迎えに来てくれた父のありがたさなど、様々な「ありがたさ」を見つけることができ、親に感謝の気持ちを持つということがとても多くなりました。
 小学校でも成績がオール5になり、今まで満点を取ることができなかった大きなテストでも三学期連続で満点を取れ、嬉しいことがたくさんありました。

入試期間中の思い

 正直、第一志望は4科での偏差値が6年生前半まで届いていなかったので、本当に受かるかなとずっと心配していました。けれどその学校が大好きで、受かるならA入試で決めたいとずっと思っていました。2月1日朝、絶対に受かる、という気持ちで試験に臨みました。4科全てで、今までで一番いい解答をつくりました。面接は失敗してしまったけれど試験は頑張ったので受かるといいなと思っていました。ところが、A入試で不合格になったことを2日夜に知り、その夜は受験なんてもういやだ、AがダメならBもダメだろう、という気持ちが強かったです。最終的には試験を受け続けて、受験をしてよかったなと強く思えました。それと同時に、それまでの一つ一つの試験を楽しかったと思うこともできました。
 入試期間中は、一つ一つの試験に全力をかけていたので受かるといいな、大変なのは自分だけじゃないなど、自分への励ましの言葉以外はあまり考えませんでした。

MOCOPLA STUDYのみなさんへ

 受験期間は大変な事が多いかもしれないけれど、受験が終わればやりたいことがたくさんできるようになるし、例え残念な結果になってしまっても受験勉強で頑張った努力や得た知識は残るから、自分を信じて頑張ってください!!
 

お母さまより

 入塾したのは、モコプラの一階にある案内を見て、近所で通いやすいだろうと思ったのがきっかけです。小学5年6月末に体験授業に行き、そのまま入塾を決めました。既に授業では5年生のテキストの上巻の最後に差し掛かっており、途中から入会した娘は初めてのテストでは分からないことも多かったようでした。先生方の丁寧なご指導と、入試範囲を繰り返し勉強するカリキュラムのおかげで、コツコツと課題をこなし、6年生後半の模試では徐々に得点できるようになりました。 
 中嶋先生のミニテストは合格するまでのお残りが大変でしたが知識がしっかり身に付きました。志賀先生の授業は楽しく、その実、時事問題の知識が盛り込まれていて、無理なく興味関心の幅を広げることができました。高野先生の国語のご指導を受けて、なんとなくふわっと解答するのではなく、問題文に線を引きながらしっかり読み込むようになり、点数の上でも劇的な変化がありました。
受験を通じて感じたのは、問題が急に解けるようになることはなく、計算と漢字は日頃の積み重ねが大事ということ。自宅での勉強は兄弟がいて気が散りやすいので、塾で宿題も済ませてきたり、入試直前期は午前中から塾の自習室を利用したりと、塾を活用できたのもありがたいことでした。またお友達に恵まれ、冬期講習などではお昼休みにお喋りしたり、近くの公園で身体を動かしたりできて、良い気分転換になったようです。
 最後に「受験させてくれてありがとう」と感謝の気持ちを娘が日々伝えてくれて、精神的な成長を感じました。先生方の厚いサポートのおかげさまで、特待生で内部進学できる環境にありながら、それに甘えず強い気持ちを持って第一志望合格を果たすことができました。ありがとうございました。

講師より

志賀

 Yさんと初めて一緒に勉強したのは、5年生の1学期の終盤のことでした。学習に向かう姿勢や、授業を聴く、板書を写すといった基本動作は完璧だったと記憶しています。いっぽうで、受験生としては、「訓練不足(とりわけ知識部分で)」を感じさせる部分もありました。ただ、社会的事象(とりわけ歴史)に対する好奇心は旺盛で、こちらが授業の中で織り交ぜる、さまざまな「雑談」にも敏感に反応してくれました。そうした興味関心の幅広さが、その後の「急成長」につながっていったと思います。6年秋以降は、授業を受ければ受けるだけ力がついていく、という理想的なモードに入っていました。
 クラスの女子の中では、リーダー的存在で、男女問わず、まわりの塾生を、さまざまなかたちでサポートしてくれました。本当にありがとう。深く感謝しています。
 学習院女子。Yさんには「はまり」の学校です。穏やかで落ちついた学習環境のもと、大きく飛躍してくれることを、願っています。年に何度かは、顔を見せてくださいね!

中嶋

 改めて、第一志望校合格おめでとうございます。
 入塾当初は、今までの学校の勉強とは違い、戸惑っていたことも多かったと思います。学習態度は良好で、理解力など良いものを持っているので、「叩けば伸びる」という印象でした。実際、一ヶ月程で塾の勉強にも慣れてきました。塾の勉強に慣れるにしたがって、まず、学校の成績が上がってきたようです。学校のテストで満点が取れたとか、クラスで1番になったとか、嬉しそうに報告してくれたのを覚えています。報告を聞いて、こちらも思わず顔が綻びました。
 意志が強く堅実なところがあるので、5年、6年と指導していて、すごく成長したと思います。特に、6年の後半は、伸びに手応えを感じました。
 
 ポテンシャルを秘めているので、中学に入ってさらに飛躍するだろうと信じています。

高野

 6年生になってから、国語を担当いたしました。とても授業に意欲的で、キラキラした目で授業を受けていたことを思い出します。
 学習院女子中入試の特徴は、その記述量の多さです。特に国語は、漢字問題以外は字数指定がない記述というもので、時間内に解ききるのが課題でした。まずは問題文の読み方のコツを掴むことに重点を置き、その後まとめ方をみっちり練習しました。過去問を何度も解き、着実に力をつけていきました。
 いつも明るく、笑顔でお友達に接することができる、すてきな女の子です。知識欲もあり、何事にもポジティブに取り組むことができるYさんは、中学校でも人気者になることでしょう。楽しく充実した中学校生活をすごしてくださいね。
ご進学おめでとうございます!

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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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