MOCOPLAレッスン紹介【アルゴクラブ】
今回はモコプラのレッスン、「アルゴクラブ」についてご紹介します。1回のレッスンは60分です。
開講日 | 開講時間 |
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水曜日 | 16:15~17:15 (低学年向け) 満席 17:30~18:30 (高学年向け) 残席僅か |
目次
アルゴクラブの特徴
アルゴクラブとは?
アルゴクラブとは、数学者のピーター・フランクル氏らが共同開発した、数理教育のシステムです。 テキストだけではなく、パズルやカードゲームを通じて「 図形のひらめき 」や「 数理的思考力 」などの力を身に着けることができます。
みなさんは、算数や数学、得意でしたか…?
私自身は高校生の時(理数科でした)、数学の先生に「知識もセンスも使えていない」と言われて、本当になんのこっちゃ?と、思っていましたが、大人になって改めて算数・数学に触れてみると、その言葉の意味をストンと飲み込めたことを、強く覚えています。
塾講師として、今まで様々な小中高生を教えてきましたが、算数・数学では避けては通れない「平面図形」、「空間図形」を苦手とする子は少なくありません。そもそも、頭の中に図形を思い浮かべることができないがために、問題を解く前提にすら辿りつけない子もいます。
『図形はセンス』だといわれますが、センスを鍛えるのにアルゴクラブは最適です。頭だけでなく、手をたくさん使うからです。算数・数学ができる子は、補助線など、問題への書き込みや文章の図示化がうまいですよね。これはまさに、手を使うことで脳に刺激を与えている状態です。冒頭の「知識とセンスを使う」こと、アルゴクラブでは自然と身に付く力のひとつです。
使用教材
レッスンでは、アルゴクラブの教材を使用しています。
詰めアルゴ・手書きパズル
詰めアルゴとは、アルゴゲームの場面が紙面に書かれているプリントで、「問われているカードの数を当てる」、プリントの教材です。遊びながら、論理的思考力を養うことができます。
手書きパズルは、名前の通り、パズルプリントです。楽しみながらとことん考え抜く力と自信が身につきます。
アルゴ
アルゴクラブのメイン教材である、最も有名なカードゲームです。0~11の数字が書かれた黒と白のカード、計24枚を使います。モコプラ生にも人気で、自由時間にアルゴをやって過ごしている姿も見られます。
アイキューブ
平面図形・空間図形の認識力を養うパズルゲームです。図形や立体を頭の中でイメージし、構成・展開・転回する能力が養われます。
ピーキューブ
空間図形や三次元の概念を養う、様々な形のブロックを使うパズルゲームです。頭だけでなく、手を使って立体的な構成力が養われます。
ジオ
様々な形のピース全てを使って、影絵と同じ形を作るゲームです。図形の性質を理解する力、平面を構成する力が養われます。
指導で気を付けているポイント
☑出来なければ、何度でもやり直すように声かけをする ☑失敗から学ぶこともあることを伝える ☑推理と発見から導けるよう声かけをする
アルゴクラブはチームでポイントを競っています。2人以上でやっても解けない時やチームで口喧嘩をすることも、もちろんあります。そのたびに、「できるまで頑張ろう」「頭だけじゃなくて、手も使って色々動かしてみて」等、声かけをします。
アルゴクラブの1時間は、試行錯誤の繰り返しです。
これはまさに、論理的思考に必要なPDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)とまったく同じ!今や、入試も就活も知識以上の思考力を求めるのが定番となっています。論理的思考力を、低学年のうちから楽しく育むことができる環境は、私自身も羨ましく思います。
もちろん、負けてしまって「悔しい!!」と、泣いてしまう子もいます。でもそこで「辞めたい」と言う子は、今まで見たことありません。何回も負けて泣いてしまっても、MVPが取れた日には素晴らしい笑顔を見せてくれます。論理的思考力や閃き力だけでなく、チームワークや諦めない力なども子ども達自身で身につけているのかもしれませんね。
レッスンの様子
元気良い挨拶から始まり、まずは「ルール」と「アルゴクラブでべんきょうすると…」の確認をして、皆で言い合います。アルゴクラブはポイントを競っていて、挨拶や姿勢が格段に素晴らしいチームにはプラスポイントが与えられます。
レッスン内容は日によって変わりますが、毎回チーム戦です。
アルゴクラブでは、課題に集中して取り組むこと・協力すること・諦めないこと・多方向から考えることを、大切にしています。最近では、子供たち自ら「ほかの方法でやってみる!」と、同じ課題に何通りもチャレンジしてくれます。
もちろん、挨拶や姿勢も重要です。先日の授業では、道具を渡した時にお礼を言ってくれたチームにポイントをあげたところ、ありがとうの輪が広がりました。「お話を聞く力」「聞いたことを正しく実行する力」を養うために、敢えて複雑な指示を出すこともあります。的確に実行できずにポイントを逃して悔しがることも、次へのステップと考えます。
授業終わりには、一番ポイントが高かったチームがMVPとなります。みんな、MVPを目指して毎授業頑張っている姿がとても印象的です。先生たちに「MVPだったよ!」「マナー王取ったよ!」と、たくさんお話してくれます。
今後も子ども達が、より楽しみながら学べる環境を作っていけるよう、サポートしていきたいと思います。