夏休みアクティビティ④【江戸東京たてもの園にて歴史探索】

7月29日(金)、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなった建物もある、「江戸東京たてもの園」に行ってきました。

「江戸東京たてもの園」とは、江戸時代や明治時代に建てられた建物が古くなり失われていく中、移築して保存するために、1993年(平成5年)東京都江戸東京博物館の分館として、東京都小金井市に開設された施設です。

目次

当日のスケジュール

時間日程
8:00MOCOPLA集合
8:15MOCOPLA出発
9:30小金井公園到着
12:00江戸東京たてもの園へ入館/昼食
13:00江戸東京たてもの園見学
15:30江戸東京たてもの園出発
17:00MOCOPLA到着

当日の様子

MOCOPLA出発~小金井公園到着まで

8:15、MOCOPLAから四ツ谷駅に向けて出発。既に30度を超える猛暑日で、みんなで日陰を選びながら歩いて行きました。それでも四ツ谷駅に着くころには汗でビッショリ!

通勤ラッシュで混んでいるホームを一列に並び、後ろの方にゆっくり歩いて行きます。

電車が入線してきましたので、慌てずに乗り込みます。ただ、まだ会社に行く人たちで電車は混んでいた為、子どもたちも窮屈そう。新宿駅に到着すると、かなり空いたので、子ども達も笑顔を取り戻しました。

ルールを守り、静かに30分乗車。武蔵小金井駅に到着。ここからは、路線バスに乗ります。バスの中でも、おしゃべり最小限で乗って行きます。

バスを5分程乗り、小金井公園西口に到着。

目の前は都内最大規模を誇る都立小金井公園です。この都立小金井公園の中に江戸東京たてもの園があります。

公園の西口から入ると公園内はものすごく大きく、そして、MOCOPLAのある新宿区では見る事が少ない、広大な芝生が広がっていました。

子どもたちは大喜び。午前中は、この公園で遊ぶ事にします。

公園遊び

芝生で走り回っている時に発見したのは…バッタ!!!


子どもたち「なんていうバッタだろう?」

先生「ショウリョウバッタだよ!」

そして・・・
「あ!チョウチョウだ!!!」

たくさん採ったバッタを、透明の虫かごににたくさん入れました。


みんなで飼育容器を見ていた時、

先生「あまり沢山入れると共食いしちゃうかもしれないよ!」

子ども「これは小さいから可哀想だから逃がす?」

子ども「いやだ!せっかく捕まえたのに!」など喧々諤々、色々とバッタを見ながら話し合いました。

その後、適度に水分補給をしながら、ボールで遊んだり、鬼ごっこや氷鬼など、たくさん走り回って楽しく過ごしました。

バッタ探しの様子
バッタ

江戸東京たてもの園で歴史探索

さて、いよいよ、江戸東京たてもの園へ入館です。

入口は広く涼しく、お土産屋さんもあり、また、館内模型は、みんな興味津々で釘付けでした。

展示されている建物は重要なものですので、大きな荷物等はクロークに預けます。もちろん、バッタも預けました。

江戸東京たてもの園入り口


江戸東京たてもの園内にある施設をお借りし、みんなでお昼ご飯を食べます。

昼食時間は、MOCOPLAでの昼食時間同様、しっかり手洗いうがいをし、黙食です。いつもと違うところでの昼食で、子どもたちの興奮している様子が伝わってきます。


お昼ご飯を食べ終わり、歴史探索スタート!

まず最初に訪れたのは、鍵屋さん。みんなで中に入り、『何のお店だろう???』と眺めていました。
先生「何のお店だか分かりましたか?」

みんなで口を揃えて、「居酒屋さん!!!」

大正解です。昔ならではの置物がたくさんあり、大人も大興奮でした。

鍵屋さん1
鍵屋さん2

その隣にあったのが「子宝湯」、千と千尋の神隠しの「油屋」のモデルになった場所です。

入り口には番台があり、子供たちは「これなに???」と口々に話して、先生に教わっていました。
その後、男湯を見てから女湯を見たのですが、ここでも子どもたちからたくさんの疑問があり。


「なんで男湯にはシャワーがあって、女湯にはないの?」

「なんで男湯と女湯の天井の部分は通れるようになってるの?」

など、多くの疑問が飛び交いました。

答えられることは教え、残念ながら先生たちでも分からないことがたくさん。

帰ってから調べたり、お母さんお父さんに聞いたりしてみようね。と話し、次のゾーンへ向かいます。

子宝湯1
子宝湯2


文具屋、荒物屋、金物屋など昔の店舗を見た先には、都電や消防署がありました。

その横には民家が多くあり、高橋是清邸では、みんなで日本庭園を眺めたり、説明をしてくださるガイドさんのお話を聞いたりしました。

最後のゾーンは洋風建築が多くあり、子供たちから「僕、ここに住みたい!」「素敵すぎる!」という声が上がっていました。前川國男邸の木の温もりと光の取り入れの美しさも、子どもたちは感じていたようです。

他にも写真場などを見学し、全30棟の殆どを見て帰りました。

都電
部屋内の写真見物
歴史物見物

江戸東京たてもの園~MOCOPLAまで

帰りは行きの反対から帰ります。

電車内では数名は熟睡、起きている子たちも静かに乗車。

四ツ谷駅に着いたのは夕方でしたが、まだまだ暑く、日陰を探しながら帰ります。

MOCOPLAに着いたのは16:10頃、少し予定より遅れてしまいましたが、みんな元気に戻ってきました。

小学校低学年は「歴史」に触れる機会が、普段から少ない中、とても楽しめたのではないでしょうか。

今回の歴史探索をきっかけに、日本だけでなく、外国の歴史にも興味をもつようになってくれたら嬉しいですね。


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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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