冬休みアクティビティ② ブラインドサッカー体験

「パラスポーツの体験をしたい!」という子どもたちからのリクエストを受け、ブラインドサッカーの体験をしてきました。パラリンピック日本代表の、寺西一選手をお招きし、大変貴重な体験をさせて頂きました!

当日は赤羽育館をお借りし、荻窪教室と合同でアクティビティを行いました。

初めましての子や久しぶりの子もいる中、広い体育館を見た瞬間走り出す子どもたち。ボールを手渡されたら、自己紹介をする前にサッカーが始まります。アクティビティ開始時には既に仲良し。さすが、子どもたち!

ブラインドサッカー体験のはじまり!
目次

目隠しをして準備体操

アイマスクが配られ、まずは準備体操です。ですが、ただの準備体操ではありません。二人一組になり、アイマスクをしているお友達に、『言葉だけで動きを指示をする準備体操』です。

動きを相手に伝わるように説明することは難しいようで、「あ、違う!そっちじゃないよ!」「右じゃなかった!左だ!」など、戸惑いながらも楽しそうな声がチラホラ聞こえてきます。

腰回し、上手に伝えられた!
手が違う~!!

目隠ししている相手を、手拍子と声で誘導

準備体操が終わると、いよいよブラインドサッカー体験の始まりです!

まずはボールを使わずに、『手拍子と声でアイマスクをしているお友達を誘導する練習』です。ブラインドサッカーでは、ボールの音を頼りにゲームを行うので、大事な練習だそうです。

こっちだよ~!!
もう少し!

誘導する側も、される側も初めての体験。緊張して声が小さくなってしまう子が多い中、誘導してくれる子を信じて早歩きで進むKくん。

「すごい早歩きで進んでたね!」と声をかけると「周りが見えなくて不安だけど、Aちゃんは嘘つかないって信じてるから怖くない!ブラインドサッカーって音も大事だけど、周りを信じることも大事だね」と、話してくれました。

大人から発信しなくても、子どもたち自身で吸収していく能力を持ち備えていることは、とても素敵なことですね。

手拍子と声で、ボールの場所まで誘導

いよいよ、ボールを使います。

誘導する側が、『ランダムにボールを置き、その場所まで手拍子を声でアイマスクをしているお友達を誘導する練習』です。またさらに、ボールを手にしたら、再度誘導する側のところまで手拍子と声で誘導します。

どうやって伝えようかな~?
ゴール!

ただ、自分のところへ誘導するより、ボールの方へ誘導することが難しかったようです。

「自分が思っていた1歩と、お友達が思っていた1歩が違くて、うまく誘導できなかった」と言っていた子も。

普段の生活の中でも言えることですね。『具体的に言うことの難しさ』。そんなこともブラインドサッカー体験の中で学びになったようです。

さいごに

子どもたちのリクエストによって開催された、ブラインドサッカー体験。

体験するなかで、様々な角度からの学びがあったのではないでしょうか。

今後も、子どもたちの「やりたい!」を大事にしながら、様々なアクティビティを考えていきたいと思います。


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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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