冬休みアクティビティ④ お餅作り

皆さんは、お正月にお餅を食べますか?

お正月にお餅を食べるのは、平安時代から行われていた 「歯固めの儀」が由来といわれています。「歯固めの儀」とは、お正月に硬いものを食べることで歯を強くし、長寿や健康を願う行事です。その儀式で、硬い鏡餅が食べられており、その風習が現代に続いています。

また、お餅には、その年の豊作や幸せを司る年神様の魂が宿ると考えられてきました。

そもそもお正月とは年神様をお迎えし、幸福をもたらしてくださるよう祈願する行事。お正月にお餅を食べることは、そこに宿った年神様の魂を頂戴し、新年の魂を授けていただくという意味があります。ここでいう魂は生きる力ということなので、年が明けると年神様から新年を生きる力をいただくわけです。

お餅を食べることを通して、神様のパワーを取り込んでいるわけです。

色々な種類のおもち
目次

お餅作りスタート

材料

・もち米 1合

・水  180ml

・片栗粉 適量

・きな粉やお汁粉などはお好みで用意

・ボウル

・麺棒

作り方

①もち米を研ぎ、ざるに上げて水をきる

②炊飯器に、①のもち米と計量した水を入れ6時間ほど浸水させた後、通常通り炊く

③もち米を炊いている間に、バッドに片栗粉を入れて広げておく。お餅に絡めるきな粉や、磯部餅用のお醤油と海苔、お汁粉、お雑煮のお汁などお好みのものも用意する

④炊き上がったら、ボールに移して麺棒で突く

⑤バッドに突き終わったお餅を上げる。お好みの大きさに丸めて、きな粉餅や磯部餅に

子どもたちの様子

子どもたち各自に用意したボウルに、炊き上がったもち米を入れて、突くところからスタートです。麺棒を水で濡らして、上からトントン突いていきます。小さな小さな杵のようです。

今回、半合ずつ突いてもらいましたが、滑らかになるまでには結構時間がかかります。

子どもたちからは、早い段階から、「疲れた〜」「もう、無理」などの声が聞こえてきます。

その一方で、一心不乱にずっと突いている男の子もいます。

見本を見せてくれたスタッフは、突くのがとっても上手!

それを見ながら、「もうちょっと!」とか「まだまだだぁ〜」とか言いながら、みんなで楽しそう!?に突いています。

とっても上手です。

もうちょっと!
疲れた~!!
まだまだぁ~!!!

子ども達が突いている間に、スタッフは、きな粉にお砂糖を加え、お雑煮用のお汁を用意します。

お出汁の良い匂いが漂ってきて、なんだかもうお腹が空いてきましたね。

そろそろ良いかな?

突き終わった順番に、スタッフがボウルの中で片栗粉を使ってお餅をひとまとめにしました。

同じ材料のはずなのに、ボウルによって、硬さも柔らかさも、なぜか量までも⁈違います。

面白いですね〜。

もう少しで完成!?
手についた~

ひとまとめにしたお餅を、今度は子どもたちが各自食べやすい大きさに丸めていきます。手をお水で濡らしてまとめますが、ちょっとした大騒ぎです。

手にお餅が付着するのが、どうしても嫌だと騒ぐ子・もう出来ない!と諦める子・綺麗な一口サイズに丸める子・ちぎっただけの子…

見た目は色々ですが、自分で作ったお餅の完成です。

いよいよ実食!

今回、出来上がったお餅は、

・きな粉餅

・磯部餅

・お雑煮

で、食べる事が出来ます。3つ選ぶ事も出来ます。

それぞれが好きな味で、楽しみましたが、「美味しい〜」という声しか聞こえません。

あっという間に平らげてしまいました。

頑張って突いたものね〜。結構腕が疲れるよね。

美味しいに決まってる!!みんな満足そうな笑顔です。

おいしい~!
おかわりしたい~

さらに、お雑煮のお汁も、空になるまで、みんながお代わりしました。

大好評だったお雑煮のお出汁…。

今回使用したのは、

・利尻産昆布

・宮崎産乾燥椎茸

を、水に一昼夜以上浸したお出汁(これは冷蔵庫に常備しておくと、とっても便利です!)に、鰹出汁を加えて、塩、醤油で味を整えました。

さいごに

お土産に、1合のもち米をお持ち帰り。これは、自宅でまた美味しいお餅を作って欲しいからです。

お出汁の材料も、一所懸命メモしていましたね。作る気満々でした。

今度はご家族みんなで、ご家庭の味で、楽しんでみてくださいね。


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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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