春休みイベントのご報告 【3月】
こんにちは。MOCOPLA(モコプラ)四ツ谷教室です。
MOCOPLA四ツ谷教室は、民間学童保育(キッズクラブ)を中心に各種習い事教室(レッスン)・学習塾(補習から中学受験クラスまで)をおこなっている総合教育事業です。
今回は3月に行われた、春休みのイベントのご報告です。
目次
ボルダリング体験
今回、クライミングジムEVERFREEさんにお世話になりました!
当日は風が強く、雨も激しく降っていました。しかし、そんな天候の中でも子ども達は、わくわく楽しんでいる様子。会場に向かう道のりは高学年が低学年の手をしっかりと握り、雨風の中をリードしていく姿には心打たれました。言葉ではなく、行動で示す彼らの優しさと責任感に、普段教室では見られないたくましさを感じました。
ボルダリングとは、壁に設置されている人工のカラフルな石(ホールド)に手足をかけて登るスポーツです。2021年開催の東京オリンピックでは、ボルダリングを含む『スポーツ・クライミング』が正式種目となり、日本人選手がメダルを獲得したことで注目を集めました。全身の筋力アップ・体幹を鍛え、効率的に登る計画力・集中力・忍耐力を養うことができ、頭を使うスポーツでもあり、近年注目されているスポーツの1つです。
◇ボルダリングのルール
①課題となるルートが決められており、スタートのホールドからゴールのホールドまで登りきること
②同じ色や形のテープのホールドだけを選び、ルートを登ること
③ 上記のルールを守れば登り方は自由
◇体験する『ねらい』
・からだを動かす楽しさや意欲を育てる
・協調性を育む
・達成感や自己肯定感を高める
・瞬発力や柔軟性など、身体能力の向上
子どもたちの様子
お店に入ると、元気よく挨拶。ボルダリングジムの中はとても広く、壁一面にカラフルなホールドと呼ばれる石がついており、子ども達はその光景を見て「すごい!」「楽しそう!」と言って、驚きを表現していました。
カラフルな壁を見上げる子ども達の目はキラキラです!!これから始まる挑戦に胸が躍っているようにみました。
体験を始める前にお店の方から、ボルダリングのルールや安全な登り方の説明がありました。子ども達は、ウズウズする気持ちを抑え、話に真剣に耳を傾けていました。説明が終わると、いよいよ体験スタートです!
初めて体験する子ども達がほとんどで、最初は登るのが怖いようで、恐る恐るホールドを掴みます。「難しい、難しい」と言いながらも仲間たちの応援と指示に励まされながら、少しずつ進んでいきます。
登っている子どもには「いいよ、いいよ、右足は青い石、左足は…」と具体的な指示が仲間たちから飛びます。子ども達は協力し合いながら、お互いをサポートしている様子が感じられたひと時でした。中には、挑戦する前に、友達の登る様子をじっくり観察し自分が登るイメージトレーニングを行い、作戦を立てている子どももいました。まさにオリンピックさながらの真剣モードです。
子ども達同士で競い合って登っている様子も見られました。
ゴールまで到達した子ども達は、「見て見て!!」と言って、嬉しそうに報告してくれます。みんな、ボルダリングの楽しさがわかり、夢中になっていました。途中、お店の方が見本を見せてくださり、スルスルと壁を登っていく姿を見た子ども達は、驚きを隠せず「すごいっ!」「かっこいい!」と、大興奮です。
登れた時の達成感がすごい!ボルダリングの最大の魅力は、登れた時の達成感にあるように感じます。課題となるルートを登り切った時の達成感は抜群です。一度では登れなかったルートを、何度もチャレンジして登りきった子ども達の顔は、イキイキと自信に満ち溢れていました。
ボルダリングを通じて新たな挑戦に挑み、自身の限界に立ち向かいました。そして、困難を乗り越えることで、自己肯定感を高めることができたのではないでしょうか。また、集中力や仲間と協力しあうことの大切さも学べたと思います。
今回のボルダリングは、子ども達にとって単なるスポーツではなく、冒険心や自己成長をも促す素晴らしい体験であったと確信します。自らの力で文字通り各自の“壁”を攻略し、達成感を味わうことができたのです。
お台場・パナソニックセンターに行こう
3月28日(木)、お台場にあるパナソニックセンターに行ってきました。
朝から電車に揺られ、お台場へ。お台場に行くだけでプチ旅行気分、ワクワクしますよね。
パナソニックセンターは1階と2階以上のフロアに分かれていて、滞在可能時間の2時間では物足りない程、様々な展示物や体験スペースがありました。
1階 Panasonic GREEN IMPACT PARK
1階のPanasonic GREEN IMPACT PARKでは、CO2排出量の削減や資源循環について探求する体験スペースや展示物が多く置かれていました。ワークシートも用意されており、ただ見る・体験するだけでなく、考えて深く学べる時間となりました。
中でも、子どもたちが最も理解しやすく、何度も体験していたブースが、『チャレンジ!おうちのムダさがし』ゲームです。「毎日の暮らしの中で、CO2排出量を減らすにはどうしたら良いだろうか。」「ムダな電気を使っていないかな?」というキーワードをもとに考え、ゲームを通して体験します。
年中さんのHくんは大ハマりで、5回以上体験していました。MOCOPLAに戻ってきてから、「あそこの部屋使ってないのに、電気ついてるよ」と、学んだことをすぐに生かしてくれていて、嬉しい気持ちになりました。
2階以上 AkeruE
AkeruEは美術館のような、科学館のような、入っただけでワクワクできるスペースとなっていました。思わずスタッフも「わぁ…」と声が漏れるほど。不思議なアート作品や体験型展示が多くあり、そこで得たひらめきを工作や動画制作で表現することができる場がありました。
中でも最も印象深かったものが、『誰かをハッピーにする未来の商品をつくってみよう』をテーマにして自分の作品を作ることができるスペースです。答えはなく、自由につくることができます。
滞在時間に限りがあり、今回は体験できずとても残念でしたが、「こういうの作りたかった!」「僕ならこういうの発明するな~」と、帰りの電車で楽しそうに話してくたので、次回アクティビティに取り入れたいと思っています。
午後はお昼ご飯を食べ、東京臨海防災公園で思いっきり遊びました!遊具も何もない、広い公園。都会では中々見つけられませんよね。公園の端から端まで競争をしたり、だるまさんがころんだをして遊んだり、たくさん身体を動かしました。
帰る前には、ワークシートの仕上げです。全ページを埋めて発表し合う時間となりました。
震災を考える ~もしものときにそなえる~
いつ起こるか分からない自然災害に備えておきたいのが、防災グッズ。そんな防災グッズとして、何が必要かを子ども達と一緒に考え、オリジナルのMy防災ボトルを制作しました。
防災ボトルって?
防災ボトルは持ち歩くことでいざというときに役立つアイテムをまとめたものです。外出先での災害発生時に自宅や安全な場所に無事にたどり着くためのアイテムを詰め込みます。
ポーチではなくボトルを使う利点は、大きく分けてこの2つです。①水に強い②中身がつぶれない。
飲み物を入れるために設計されたものなので、たとえ水に濡れても中まで水が入ることはありません!
◇制作の『ねらい』
①防災意識の向上
②興味や関心を持つ
③友だちとイメージを共有しながら、協力して制作活動を行う
子どもたちの様子
◇MOCOPLAボトル中身
①連絡カード ②アルミブランケット ③携帯トイレ ④ばんそうこう ⑤マスク ⑥ミニライト ⑦圧縮タオル ⑧アルコール消毒綿 ⑨非常食(ようかん) ⑩ホイッスル
最初に、防災に関する動画をみんなで視聴しました。いざという時に何が必要かを考えるきっかけを作りました。
まずは、それぞれが何が必要なのかを考えて、自由に記入してもらえるようにプリントを用意しました。子どもたちは自由に必要なアイテムを考え、熱心にプリントにそれらを書き出してくれました。防災についてそれぞれが、様々な意見を出してくれています。とても興味深かったのは、子ども達が防災について考え、大事な家族や自分自身を守るために何が必要なのかを真剣に考えていたことです。その姿は、とても成長を感じさせるものでした。
プリントへの書き出しが終わった後、はじめて今回のアイテム10点を披露しました。予想していたよりもアイテム数が多かったようで、子ども達からは『すご~い』『たくさんある~』など驚きの声が多く聞こえました。
いよいよ、ボトルに絵を描いたり、シールを貼ったり、自由にボトルをデザインする時間です。『何描こうかな』『花をたくさん描きたい』『僕は電車~』。子ども達からは、楽しそうな声が聞こえてきます。アイデアを出し合い、一生懸命、オリジナルのボトルをデザインしていました。
そして、ボトルに防災グッズを入れます。『どれから入れようかな~』と、みんな入れる順番を考え工夫しながら、丁寧にグッズを入れていきます。最後にフタを締めて、個性豊かな『My防災ボトル』が出来上がりました!
防災ボトルを作ることにより、子ども達は災害時の大切な準備をしました。災害への備えが重要であることを理解し、自分たちができることについて考えるきっかけとなったのではないでしょうか。
子ども達が作り上げた防災ボトルとプリントを家に持ち帰り、家族と一緒に防災について考える機会を持ってもらえたら嬉しく思います。子ども達が考えた『ボトルに入れたいもの』を追加して更にパワーアップしたボトルにしてください!