春休みは掃除の習慣を付けるチャンスです
MOCOPLA
この記事では、掃除の様子についてレポートします。
MOCOPLAでは長期休みの朝8時半から9時まで掃除をしています。
掃除をすることが「当たり前」になれば、学校やMOCOPLAだけでなくお家でも掃除できるようになりますし、片付けることも自然に出来るようになると思います。
目次
掃除をする理由
日本の学校では教育の一環として掃除に取り組んでいますが、海外では一般的ではありせん。
58.1%の国では児童が掃除をしていません。(学校清掃-その人間形成的役割:沖原豊編著)
学校は勉強しに行くところなので勉強以外の事はしない、働き口を奪ってしまうという理由から、清掃スタッフが掃除をしてるそうです。
MOCOPLAで掃除を取り入れているのは以下の理由があります。
掃除の仕方を覚える
本来なら学校でおこなっているはずの掃除ですが、MOCOPLAの子が通う小学校では感染症対策で全員ではおこなっていないようです。
MOCOPLAの掃除の時間には、ぞうきんの絞り方や掃除機やモップの使い方を学び掃除をします。
ぞうきんの絞り方は難しく最初はなかなか出来ないのですが、少しずつ練習して上手に絞れるようになっていきます。
掃除機の使い方や窓掃除の仕方が分かれば、お家のお掃除も出来るようになりますね。
『物を大切に』することを知って欲しい
昨今、物を大切に出来ない子が増えていると感じます。
汚しても壊してもそのままにしていしまう子や、自分のじゃないからと雑に扱う子、また自分のだから良いでしょと自分の持ち物を雑に扱う子が多いです。
自分たちで掃除をすると、一日でこんなに汚れることや自分たちで付けてしまった傷や汚れに気が付きやすくなります。
掃除をする事だけで物を大切にすることが伝わるわけではないと思いますが、小さい子との積み重ねが大切だと考えています。
自治の練習
掃除の場所ややる事、誰がやるかなどを子ども達と一緒に決めます。
毎日やる場所に加えて、汚れているからやったほうが良い場所を考えたり、誰がやるかを決めたりします。
4月に入り新入生が入ってくると、「教える」「教えられる」が出てきます。
やり方や場所を教えて一緒にやることは、教える子にとってもいい経験です。
1年前までは自分の意見が言えなかったり、「どうすればいいの?」と聞いてばかりだった子が、今では場を仕切ったり、教えてあげたりと逞しく頼れる存在になっています。
掃除だけではなくいろいろな場所で、自治をする機会を作りたいと思っています。
掃除の様子
『窓ふき』『そうじきかけ』『モップ』『ホワイトボード拭き』『本棚の整理』『靴箱掃除』『ぞうきんかけ』『激落ちくんで汚れを取る』などの中から、その日やる事を決めます。
人気の掃除
激落ちくんで汚れを取る事、ホワイトボード拭きなどは、キレイになるのが分かりやすくやりたがる子が多いです。
他には、ガラス拭きも楽しいようで、人気の掃除です。
早く終わった子は他の子の手伝いをして、なるべく早く終われるように協力します。
『掃除の時間』ではないときの片付け
MOCOPLAでは「宿題・勉強の時間」があります。
真剣に取り組んだ後は、消しゴムの消しカスが机の上にも下にも散らかっています。
小さな塵取りとほうきを用意しているので、それを使ってキレイにします。
まとめ
MOCOPLAでは、長期休みには毎日掃除の時間を取っています。
スタッフも子ども達も一緒に、誰がどこを掃除するか考えたり、掃除したりすることで、話し合いの場を持つこと教え合う事などの教育的環境を作っています。
また、掃除の時間ではなくても、自分たちが使った物や汚した場所を片付けることを通して、物を大切にすることも、伝えていきたいと考えています。
お家でも片付けや掃除をお子さんの一緒に取り組んでみて下さい。