子どもの表現を高めるアクティビティの工夫

MOCOPLA

この記事では、先日行われたアクティビティの様子をレポートします。

目次

アクティビティとは?

MOCOPLAでは、月曜から金曜の毎日1時間アクティビティの時間があります。
・自分も大切にし、他者を大切にできる力
・他者の意見を聴く力
・自分の意見を伝える力
・合意を作り出すことができる力
・自分と他者の違いを大切にできる力
・内省し、メタ認知(客観的に自己観察)ができる力
が育つようなカリキュラムを考えています。

Englishアクティビティ(週2回)、ベーシックアクティビティ(週2回)、クリエイトアクティビティ(週1回)の3種類のアクティビティがあります。

Englishアクティビティ

外国人講師のVanessaによるEnglishアクティビティは、月曜日と水曜日におこなっています。

ゲームを中心の英語に親しめる内容になっています。

Vanessaがスウェーデンに帰国していた際は、Zoomをつなげてスウェーデンの街並みを紹介してもらったり、スーパーからの中継で人気のお菓子や食べ物を紹介してもらったり、日本に居ながらリアルなスウェーデンの様子がわかる楽しいアクティビティになりました。

ベーシックアクティビティ

週に2回おこないます。

チームビルディングを中心に、協力する事や発表などのアウトプットする場を設けます。

昨年は2週間にわたり、壁に備え付けのロッカーを作りました。

床から天井までの高さを2人組で測ったり、のこぎりや電動ドリルを使ったりとなかなか出来ない体験になったのではないでしょうか。

クリエイトアクティビティ

MOCOPLAでは毎日のカリキュラムが組まれており、子ども達が自由に遊べる時間が少ないということからうまれたのが、クリエイトアクティビティです。

ただの自由時間ではなく「自分たちで遊びを創り出す時間」として設定しており、嫌な気持ちになる人が出ないようにすることがルールです。

そのため、その時にいるメンバーによって遊びが変わってきます。

2月4日のアクティビティの紹介

この日のアクティビティは『表現』です。口ではなくジェスチャーを使って表します。

お題は『ドラキュラ』『飛行機』『船』『新幹線』『野球』『掃除』『サッカー』『ドア』『紙芝居』『靴』『サンタクロース』『机』『校長先生』『青空』『筆箱』

一瞬で答えが出るもの、5分くらい考え続けるのも様々です。

校長先生や青空、紙芝居は特に難しそうでした。

答えに納得がいかず「どこが新幹線なの?」「頭の形をとがらせてたよ」などのやりとりもたくさん見られました。

誰も分からなかった答えは、他の人に引き継ぎます。前の人の動きからどう工夫し伝えるのかが見ものです。

自分の動きだけでは難しいと判断したのか、道具を使う子も出てきました。

最後はどんなところを工夫したのかをそれぞれ言い合い終了しました。

ジェスチャーゲームは認知能力が上がる

口を使わず、表情や動きだけで物事を伝えるには『認知能力』があがります。

具体的には
①お題を理解する
②お題がどんな動きをすると伝わるか考える
③実際、動いてみる
の3つの能力が必要です。

また、
④人の前に立って演じる
という、経験もまた大きいものです。

答えるほうもたくさんの学びがあります。
⑤人の動きを見てくみ取る

これも認知能力に繋がりますね。

すべての時間が学びにつながる

MOCOPLAではすべての時間を学びにつながると考え、楽しみながらも「学び」のある時間を作り出します。

来週はどんなアクティビティにしようか、しっかり考えて臨みたいと思います。


MOCOPLA(モコプラ)では、放課後を最大限学びの時間にするべく、キッズクラブ(学童保育)、レッスン(習い事)、スタディ(学習塾)の総合教育を行っています。
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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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