小学生への「読み聞かせ」

MOCOPLA

この記事では、MOCOPLAでおこなっている読み聞かせの様子をレポートします。

MOCOPLAでは遊びから勉強タイムへの切り替え時や、習い事からアクティビティへの切り替え時に絵本の読み聞かせをおこなっています。

目次

MOCOPLAの読み聞かせ

MOCOPLAでは本を常時200冊以上置いてあります。

月に1度は図書館から60冊ほど借りてきて、新しい本と出会えるようにもしています。

しかし、子ども達の中には読書が大好きな子もいますが苦手な子もいます。

苦手に思っている子にも、絵本や本を楽しんで欲しいと思い、読み聞かせをおこなっています。

選ぶ絵本について

読み聞かせ用の絵本は図書館から借りてくる事が多いです。

MOCOPLAではどんな本を選んでいるのかを紹介します。

➀季節に合うもの

1月には干支に関する絵本やおもちの絵本、2月には鬼が出てくる絵本、3月にはひな祭りに関する絵本など、季節やMOCOPLAでのイベントに合わせた絵本を選びます。

②長すぎないもの

読書用に長めの本や絵本も借りてきますが、「読み聞かせ」は1回で読み切ってしまいたいので、長すぎないものを選びます。

③日本の昔話や落語の話

聞き慣れない単語がたくさん出てくるのが、落語や日本昔話です。

たくさん聞くことで語彙力が増えますし、日本語のリズム感や表現方法も知らず知らずのうちに吸収していけると思います。

④読んでいて面白いもの

落語は独特の節回しがああり、地方の言葉で書かれたものも聞きなれないからか興味を引けます。

また、リズム感のあるものや読んでいて面白いものも選ぶことが多いです。

⑤子どもからのリクエスト

図書館に行く前にどんな本が読みたいかを聞きます。

「野球や将棋など子ども達が興味のある本」や「怖い絵本」が人気です。

読み聞かせの効果

文部科学省の平成30年度「子どもの読書活動推進計画に関する調査研究」報告では、高学年までの読み聞かせ継続が読書率を向上させるとされています。

読み聞かせと聞くと、自分で読めない子にするものと思われるかもしれませんが、高学年や中学生への読み聞かせも効果的だという研究結果もありました。

どんなメリットがあるのか?

➀ 語彙量が増える
上記しましたが、普段使わない単語が絵本にはたくさんあります。

いろいろなジャンルの絵本の読み聞かせを毎日行うことで、語彙量は増えていきます。

② 読解力が上がります

語彙量が増えることも、読解力をあげる一因だと思います。

その他に、物語を通じて登場人物の気持ちになるように「疑似体験」をたくさんします。

この「疑似体験」で喜怒哀楽を感じたり、登場人物の気持ちを考えたり出来るようになります。

③ 音読が上手になる

小学生低学年の宿題は、毎日のように音読があります。

MOCOPLAで読み聞かせを毎日聞くようになった子は、音読もどんどん上達するようになりました。

④ 切り替えにも最適

遊びの時間から勉強の時間への切り替え時に読み聞かせをします。

遊んで興奮していた子ども達も、絵本の読み聞かせをすることでスムーズに切り替えができ、勉強に集中して取り組めます。

最近では子どもが読み聞かせをしてくれます

スタッフが本を読もうとすると「僕が読みたい!」と読んでくれることもあります。

みんなの前で絵本の読み聞かせをして拍手や反応をもらえる事も、自分のイメージ通り読もうとする事も、いい経験です。

これからは子どもが読みたいと思える絵本も借りてきたいと思います。


MOCOPLA(モコプラ)では、放課後を最大限学びの時間にするべく、キッズクラブ(学童保育)、レッスン(習い事)、スタディ(学習塾)の総合教育を行っています。
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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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