小学生:習字の「硬筆」を体験!

MOCOPLA

この記事では、習い事『習字』で月に1度おこなう「硬筆」の練習についてレポートします。

目次

硬筆は月に一度練習します

MOCOPLAの習字では月に一度「硬筆」に取り組みます。

スタッフ井尻が子ども達に混ざって、硬筆を体験しましたので、どんな様子で練習しているのかをレポートします。

感想

子ども達に褒められたくて(笑)きれいに書こうとすると、かなりの時間を要し、1時間で仕上げた枚数はたったの4枚でした。

思った通りになかなかならず、特に難しかったのは「ひらがな」でした。

大きさと余白とのバランスが非常に難しかったです。

また、よく見てゆっくり書くのですが、かなり手が痛くなりました。

毎月取り組んでいる子ども達は、書くスピードも早く、手も平気な様子でした。

硬筆の練習方法

➀書き順を学ぶ

字をきれいに書くためには、書き順が非常に大切です。

学校ではうるさく言われないのか、書き順を覚えていない子が結構多くて驚きます。

授業の最初に書き順をおさらいします。

クイズ形式でおこなうと楽しく覚えられます。

②なぞり書き

なぞると、漢字やひらがなの形が分かります。

また、丁寧になぞっていると、「字の結び」「とめ」「はね」「はらい」を意識できます。

なぞり書きは適当に取り組んでも意味がありません。

どの子も鉛筆を使う事には慣れていますが、硬筆の練習になると無駄な力が入り過ぎる子がいます。

ストレスを感じない程度に声掛けをします。

細かいダメ出しをせず、丁寧に書くことを大切にしています。

③補助線のある練習紙に書く

補助線があるので、字のバランスがとりやすいです。

3年生まではマスに十字の補助線が入っている用紙。

4年生からはマスではなく真ん中に補助線の入った罫線になります。

練習紙をまりえ先生に見せチェックしてもらいます。

よく書けている時には◎が付き、意識して書いて欲しい字には赤でポイントを書いてくれます。

その字を何回も練習していよいよ本番です。

④本番

本番の紙には補助線がありませんし、消しゴムは使いません。

消しゴムを使わない事で真剣に取り組み集中力が上がります。

先生やお友達と一緒に、どれを提出するかを悩みながら決めて終了です。

友人の字を見ることも勉強になります。

名前をきれいに書こう

一生のうちで一番たくさん書く文字は「自分の名前」です。

習字の筆っこでは自分の字の見本が用意されます。

また、一度提出した課題は名前も赤で直して返却されます。

それを見て、自分の名前を意識して書く子が増えました。

名前までしっかり書けていると、同じ作品でも格が一段と上がったように見えます。

行書

現在MOCOPLAの習字には年長さんから小学6年生までの生徒が通っています。

もうすぐ中学生になる6年生は「行書」がスタートしました。

行書とは?

漢字の書体の1つです。

小学生が取り組んでいるのは、一画一画きちんと書く「楷書」ですが、行書は少し続けて書きます。

高校の教科書「書道Ⅰ」には、行書の特徴が5つ書かれています。
1、点画や字形が曲線的になる
2、点画が連続することがある
3、点画を省略することがある
4、点画が変化することがある
5、筆順が変わることがある

楷書とは違った特徴ですが、今まで通り、丁寧に取り組んで欲しいです。


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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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