子どもと一緒に防災を考える

目次

アクティビティ:防災

今回のアクティビティは『防災』を取り上げました。

防災とは字のごとく災害を防ぐことです。

災害について考えました。

災害の種類と被害について

災害には「自然災害」と「人的災害」があります。

自然災害

地震/津波/洪水/土砂崩れ/大雪/火山噴火/竜巻/山火事/雹(ひょう)/熱波/干ばつ/伝染病

人的災害

工場火災・爆発/ビルの倒壊/電車の脱線事故/有害物質の流出/原発事故/戦争/放火/大停電/将棋倒し/テロ/暴動

表を見ながら一つ一つ確認しました。

土砂崩れ・竜巻・熱波・干ばつ・有害物質の流出・将棋倒し・暴動は知らない子が多かったです。

他の子が分かった場合は説明してもらい、誰も分からない時はスタッフが具体例と共に説明します。

知らない事を知ることは子ども達にとっても面白いようで、遊びの要素が少ないアクティビティでしたが集中力が高かったのが印象的です。

MOCOPLAにいる間に起こる災害を考える

自然災害と人的災害の違いが分かったところで、他にどんな災害があるかを出し合いました。

自然災害・・・雷・隕石

人的災害・・・火災・不審者

子ども達はなかなか鋭いですね。

この後、2,3人1チームでMOCOPLAにいる間に起こりうる災害を話し合いました。

MOCOPLA内での災害
・地震
・伝染病
・放火や家事
・不審者
・ビルの倒壊
・大停電

防ぎ方や避難訓練を考える

MOCOPLAにいる間に災害が起こった場合、もしくは災害が起きないように注意する事を考えました。

火事

室内を観察し出火場所を予測し探しました。

一番最初に子どもが向かったのかキッチンでしたが、MOCOPLAはガスを使っていません。

いろいろ探し、電子レンジ・パソコンなどの配線が多く埃がたまりやすい場所が危険なところだと分かりました。

また、消火栓がどこにあるか分からない子もいたので、避難訓練の際には全員で確認しようと話しました。

避難訓練の内容

➀ MOCOPLA内で火事が起こった時は、非常階段を使って外に避難する

② 人数を確認する

③ 消火器の場所を全員で確認する

地震

地震が起きたら

➀ 頭を守る→机の下に隠れる・防災頭巾をかぶる

② トイレなどの狭い場所に入らない

③ 火事に気をつける

④ 安全が確認されてから外に出る

避難訓練の内容

MOCOPLAには防災頭巾を用意していますが、みんなが取って使えるか確認する。

地震が起きたら、外に出るのかビルの中にいた方が良いのかなどを確認する。

停電

明るいところまでみんなで歩いて避難した方が良いと主張する子と、暗い中外に出る方が危険だという子で意見が分かれました。

お迎えの方が来ることや、暗い中外を大人数で歩くことを考え、部屋で待機することが一番良いという結論に達しました。

➀ 懐中電灯をすべての部屋に置いておく→ちゃんと点灯するかを1ヶ月に1度確認する

② 人数確認をする

不審者

いろんな時間や状況を設定して考えました。

◎キッズクラブ生が普段いる部屋は鍵をかけることが可能

◎廊下にいる場合は、スタッフルームに逃げ込み鍵をかけることが可能

×レッスン(習い事)をしている場所は鍵をかける場所もなく逃げることが難しい

このことを踏まえて、MOCOPLAは入口のドアを閉めなければいけないなと改めて感じました。

避難訓練の内容

実際に不審者役をたて、いろんな場所にいた場合を経験する。

避難訓練と防災を子ども達が考える意義

10月22日(金) 17:30から1時間、実際に避難訓練をおこないます。

いろんな曜日で避難訓練をおこなう予定です。

今回は避難訓練をする前に、子ども達と防災について考える時間を設けました。

事前に考えることで、「よりリアルに」災害を捉えられること、「自分の頭で考えて」対応できると考えたからです。

実際に子ども達は真剣に話し合っていましたし、指示されて動くよりもより安全に逃げたり危険を防ぐことが出来ると思います。

私たちスタッフも、これを機にもう一度MOCOPLAの防災を考え直し、より安全に過ごせる施設にしていきたいと思います。

 

 

 

 


MOCOPLA(モコプラ)では、放課後を最大限学びの時間にするべく、キッズクラブ(学童保育)、レッスン(習い事)、スタディ(学習塾)の総合教育を行っています。
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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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