夏休みアクティビティ① 【エディブルフラワーでスイーツを作ろう】

MOCOPLA四ツ谷教室の食育企画 夏のアクティビティ第1弾!!

カラフルな”食べられるお花“『エディブルフラワーでスイーツを作ろう」のご報告です。

目次

MOCOPLA四ツ谷教室の食育

モコプラ四ツ谷校の食育活動には、以下のねらいがあります。

 ・素材への理解を深める

・自分で料理する楽しさを実感する

・片づけの工程を学ぶ

普段の食事とはまた違う観点からの食材にふれることで、食への関心を持つきっかけになります。今回はエディブルフラワーをご紹介します。

エディブルフラワーって?

エディブルフラワーってご存知ですか??

edible=食べられるお花です。ベビーリーフなどと同じように、水で洗ってからサラダとして食べられます。スイーツやケーキなどの飾りに使えば一気に華やぎます!

エディブルフラワー(edible flower)は花の名前ではなく、食用花、食べられる花の事を指します。

草花には毒性のあるものがあるので、食用として安全に栽培された花をエディブルフラワーと呼んでいます。食卓の飾りとして使用される事が多く、料理に色どりよく添えられているのを見かけます。世界中に存在する食の文化で、日本では菜の花、フキノトウ、菊の花、桜の塩漬けなどがあり、中国ではキンモクセイやバラ花の砂糖漬け、東南アジアではバナナの花をサラダに入れたり、ヨーロッパではズッキーニの花のフライなどさまざまな料理に用いられていることを知りました。

エディブルフラワーの歴史

エディブルフラワーが日本で導入されたのは1980年代ですが、お花を食べる文化は日本でも古くから親しまれてきました。世界をみても、古代ローマではバラやスミレの花、古代のネイティブアメリカンはサボテンの花や花粉を食用にしたとされ、中国では古くからボタンやクズなどの花を漢方に使用しています。

エディブルフラワーの栄養価

ヨーロッパではハーブや野菜と共に、エディブルフラワーも日常的に使われていて、実は野菜同様にとてもヘルシーな食材。
例えば、ゼリーに使ったパンジーにはビタミンA、ビタミンC、ビタミンB1が豊富です。また、バラの花は食物繊維が多いと言われています。

エディブルフラワーの種類

エディブルフラワーには、大きく2種類のタイプがあり、ゼリーやクッキーに乗せて使うことが多い「ドライタイプ」と、サラダやケーキなどに使われる「生花タイプ」があります。

エディブルフラワーとして食べられている花は約70種類あり、使用するタイミングによって豊富な種類から選択することができます。

今回は2種類を使ってスイーツを作りました。

花を前にした子どもたち

テーブルには、これから子どもたちがデコレーションするカップケーキ、ゼリー、そしてお皿に盛られたカラフルなエディブルフラワーが並んでいます。

子ども達は、それぞれに「色がきれい~」「おいしそう~」「花がたくさんある~」と目をキラキラさせて待ちきれない様子です。

こどもたちには、食べられる花と食べられない花は種から違うことを伝えた後、「花を食べた事あるかなあ?」というスタッフの質問に対して

お刺身の横についている黄色い菊の花をたべたことがある。

七草がゆの時に食べたよ

タンポポも食べたことある

食べたというか、赤い色の花の蜜を吸ったことがあるよ

と、話してくれました。中には「道草を食う」というエピソードもありました(笑)

予想タイム

子どもたちには、エディブルフラワーに関する【予想】と【結果】のプリントを渡し、花を目の前に、想像だけで【かおり】と【味】の予想をしてもらいます。

【子どもたちの予想】

においしない・くさい・いいかおり・味しない・にがい・あまい・しょっぱい

さまざまな声が聞こえました。みんな、たくさんの予想をたててくれました。

スイーツ作りスタート!

今回はスイーツ2品目を作りました。

1つめは、華やかなエディブルフラワーカップインケーキ。チョコフレークの上にスポンジケーキに生クリーム、チョコデコペンで盛り付けた後、最後にエディブルフラワーを飾ります。

2つめは、エディブルフラワーのゼリー。エディブルフラワーを入れ込み固めたカルピス味のゼリーです。

今回は6人程度のグループに分かれ、テーブルにセッティングされた材料を使い、自由に飾り始めます。

もりもりに積み上げてデコレーションする子、オシャレにみえるようにとデコレーションする子、たくさんの花を全部乗せる子、少しだけ乗せる子、様々です。わいわい和やかムードで楽しく時間が過ぎていきます。

実食タイム

自分で作ったスイーツはどう?と聞くと「おいし~!!」と声がそろい、一体感が感じられました。

【子どもたちの結果】

においしなかった・味しない・おいしい・おいしくない

食べ終わったあと、それぞれのグループの中で分担を決めて、片付けをしました。

スタッフからは細かい指示はなかったものの、1年生が含まれるグループも、年上の子どもたちが率先して役決め分担し片付けがあっという間に出来たのには、成長が感じられてとてもうれしく感じました。

さいごに

食育を重ねることにより、

食事に対して興味をもち、新しい気づきを得ることだけでなく、目標を立てて実行することや友だちと協力することなども学ぶことができる。

自分で作ったものをおいしいと感じたり、苦手だった食材が食べられるようになったりする姿がみられる。

グループに分かれて行うため、子ども同士の協力が必要不可欠。それゆえに、コミュニケーション力や協調性などを養うことにもつながる。

今回子どもたちが作り方を覚えたスイーツ。家でも作りたいと言ってくれる子どももいました。子どもが楽しいという気持ちを持ちながら、自ら学ぶことにつながるような企画をこれからもしていきますのでご期待ください!!


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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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