夏休みアクティビティ③ 【理科実験① 水は上に上がるの?】

MOCOPLA四ツ谷教室で大人気の理科実験。

今回のテーマは『水は上に上がるの?』です!

目次

水ってなに!?

春休みに行った理科実験でも、水をテーマに取り上げていました。まずは復習です。

水ってどんなものかな?

子ども達の回答

味:「ない」「美味しい」「普通」

におい:「しない」

色:「透明」「白」「透けてる」

前回は「H₂O」という単語もチラッと学習しましたが、やっぱり難しいのか!1.2年生が多かったこともあり、低学年の回答からは出てきませんでした。

水槽の水をどうやって出す!?

さて、今回の本題です。

水槽の水を抜くポンプが壊れてしまいました。とても重くて、絶対に持ち上げることはできません。入っている水をどのように出せば良いでしょうか!?

水はふつう、高いところから低いところへ流れます。ですので、ホースを水槽に入れただけでは、途中に高いところがあるので水は出てきません。

予想①

家には、バケツ・ホース・おたま・空の水槽があります。なるべく簡単に水を出すにはどうすれば良いでしょう?

バケツで何回もすくって出す (小1女子)

おたまで時間をかけてやる(小2女子)

頑張って水槽を持って流す(小1男子)

水槽が持てない前提であるのに、頑張って持つと予想してくれました(笑)『水はふつう、高いところから低いところへ』や『ホースを水槽に入れただけでは、途中に高いところがあるので水は出てきません』といった前提があると、ホースを使おうとは思わないみたいですね。

サイフォンの原理??

サイフォンとは「チューブ」や「管」という意味。より高い位置にあるAの液体が、チューブを経由して一旦上に持ち上がった後、反対側に流れ落ちていくメカニズムのことを『サイフォンの原理』と呼びます。

この「サイフォンの原理」を使うと、一旦、高いところを通ってから低いところに水を流すことができるんです。まずは先生の実験を見てみます。みんな釘付けです。

準備するもの

プラスチックコップ2個・ストロー1本

実験の手順

①ストローを曲げて同じ無さに切る

②片方のコップに水を入れる

③ストローを沈めて、ストローに水を入れる

④ストローの端を指で押さえて、片方を水の中に、もう片方を空のコップに入れる

実験スタート!

この実験、結構難しいみたいです。「できない!」「先生、助けて~」という声が至る所から聞こえてきます。ですが、ポイントのみ教えます。『ストローの端を指で押さえるとき、隙間が無くなるようにギュっと押さえてみよう』。

するとどうでしょう。「できた!!」の声が響き渡ります。嬉しそうな笑顔!大成功ですね。

最後に結果を文章と図でまとめます。

さいごに

まとめ

基本的に、水は高いところから低いところへ流れます。低いところから高いところへ流れることはありません。ところが、サイフォンの原理を使うと、ホースの中を一旦、上に向かって流れ、高いところを通り、低いところに水を流すことができます。

今回の理科実験のあと、「参加しなかった子たちに、教えてあげたいな~」と、誇らしげに話していた子もいました。

理系が苦手な大人が『理科』と聞くと、何だか少し難しさを感じて距離を置いてしまいがちですが、このように簡単な実験を通して理科に触れることで、将来、子どもたちが持つ『理科』のイメージが違ってくることを願って、今後も楽しい理科実験を開催していきたいと思います!


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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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