第2の家庭としての子どもの成長

夏休みに入り、朝から過ごす子どもたちも多くいます。MOCOPLA四ツ谷教室の長期休みは、以下のように過ごすことがほとんどです。

8:00~9:00 順次入室

9:30~10:00 掃除の時間

10:00~10:45 学習の時間

11:00~11:45 映像の時間

12:00~12:45 昼食・自由時間

13:00~13:45 学習の時間

14:00~15:30 アクティビティor自由時間or公園遊び

15:45~16:10 おやつの時間・レッスン準備

16:15~17:15 レッスンの時間

17:20~17:30 リフレクション

17:30~18:20 アクティビティor自由時間

今回は、夏休みに入り、午前中に見られた、小3 Aさんの様子についてお話します。

目次

朝の保護者対応時のできごと

子どもたちは基本的に、8時から9時の間にMOCOPLAにやってきます。眠い目をこすりながら…ではなく「おはようー!!!!!」の大きな声から1日が始まります。

ある日の保護者対応中、ガラス窓越しに子どもたちの安全確認をしていました。朝は「順番にお友達が来るから、座って遊ぼうね」と伝えてありますが、(子どもの様子はしっかり見えますが)部屋を離れるということもあり、3年生のAさんに「先生見えるところに居るけど、リーダーさんとしてよろしくね!」とお願いをしました。

するとさっそく1年生数人が部屋から出ようとコソコソ。そこでAさん、「遊ぶ時間はこの部屋から出ない約束でしょ!出ないで、こっち来て!!」と注意してくれました。なんと!びっくり!1年生も部屋に戻ります。保護者の方からも「先生の代わり言ってくれていて、頼もしいですね」と、お声をいただきました。

掃除の時間のできごと

夏休み初日。掃除の箇所とやり方を伝え、「今居ない子たちに伝えられるように教えてあげてね」と話します。担当を割り振るのも、初日はスタッフがリーダーでやりました。

翌日。Aさんから「今日、掃除の時間までに何人来るの?」と質問が。「7人か8人くらいかな」と話すと、数分後、「これで良い?」と掃除の箇所と、人数配分を書いた紙を持ってきてくれました。あら、びっくり!そんなこともしてくれるの!?と、嬉しい気持ちになります。

そして9時半になり、Aさんにリーダーをお願いしました。しっかりみんなの意見も聞いて、割り振っています。Aさんの「じゃあ、やるよ~!」の声かけをスタートに、みんな一生懸命やってくれています。この日からAさんは「割り振り担当」になったようです(笑)自分で宣言していました(笑)

そしてまた翌日。Aさんが声かけをしたところ、1年生のKさんが「私もリーダーやりたい」と。さて、どうする?

Aさん「1人でできる?」

Kさん「できる!やりたい!」

Aさん「じゃあ、リーダーは交代でやろう。今日はKさんね!」

お~!!!以前の様子だと、「私がやるから!」と押し切ってもおかしくない状況でしたが、大成長。この日から、「リーダーやりたい人?」と必ず聞いてくれますし、Aさんが休む前日には「明日わたし居ないからよろしくね!」と伝えてくれるようになりました。翌日には「昨日の掃除時間、大丈夫だった?」と報告待ちのような会話も(笑)まるで、大人の会話のようですね。

そしてその数日後のAさんがお休みの日。1年生のRさんが、紙に何かを書いています。数分後「先生、これで良いかなー?」と。持ってきてくれたのは、掃除箇所の振り分け表でした。人数に対しての振り分け箇所が完璧です。Aさんがやっているのを見て、やってくれたのですね。Aさんは1年生にも大きな影響を与えてくれていたみたいです。

映像の時間のできごと

パソコンをプロジェクターとスピーカーに繋ぎ、映像を皆で観ます。機器の設定について、夏休みスタートの数日間はスタッフがやっていましたが、掃除時間のリーダー制度が出来た頃に、機器の設定も子ども達が自主的にやるようになりました。端子の扱いも丁寧で安心して任せています。

映像はNHK for schoolの中から選びます。「昔話法廷」は大人気です。

番組の選出に関しても、その日のメンバー構成をみてスタッフが準備していましたが、これまた子ども達による運営が出来ています。スタッフは、番組の選定が一部の子ども達の好みに偏りすぎている等あれば介入する予定で見守っていますが、今のところ介入は不要です。

できるだけ皆が満足できるように話し合う。我慢した子・譲った子がいたら、次はその子が優先的に選択権を持つ」というルールで運営されています。

先日8月2日にAさんが「8月だから今日は皆でこれ観るのよ」と選出したのは戦争に関する番組でした。

子どもは大人社会を映す鏡でもあります。Aさんの発言は大変嬉しく、これまでAさんを育ててくださったご家庭・幼稚園や学校の先生方に心から感謝します。

さいごに

学校が長期の休み期間は朝からご利用のお子さんも多く、MOCOPLAが第2の家庭として「家庭の文化」を創っていく時期でもあります。

暑さに負けず、いや暑さを味方にスタッフ一同頑張っております。


MOCOPLA(モコプラ)では、放課後を最大限学びの時間にするべく、キッズクラブ(学童保育)、レッスン(習い事)、スタディ(学習塾)の総合教育を行っています。
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記事監修者 橋本直子

執筆監修者 橋本直子(はしもと なおこ)

株式会社MOCOPLA代表取締役
一般社団法人日本教育メソッド研究機構(JEMRO)監事

教育実習時に教師は向いていないと思い、一般企業勤務後に寿退社。子育ての中で、子どもが言葉や数量感覚を獲得していく過程が面白く「子どもって面白い!育つとは?」と興味を持つ。行列ができる塾を経営しながら、男子3人を育てあげる。塾では高校生に数Ⅲまで指導していた理系女史。

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