子どもたちの持つ力④|　四ツ谷　民間学童保育MOCOPLA

今回は、MOCOPLA四ツ谷教室でクリスマス会の話し合いをしているときに起きた出来事についてご紹介します。子ども達が持つ力と優しさに、日々驚かされます。

ある日の出来事

11月中旬の水曜日、アクティビティの時間に、12月末に予定しているクリスマス会の内容決めをしていました。

MOCOPLA四ツ谷教室のイベントのいくつかは、子どもたちの話し合いで内容が決まるものもあります。MOCOPLAまつりやハロウィンイベント等、子どもたちが主体の話し合いが進みます。

様々な案が出て決まっていく中で、『プレゼント交換』か『特技発表』で意見が別れました。せっかくなので多数決で　はなく、話し合いで決めてほしい、みんなが納得できるような結果にしてほしいことを伝え、話し合いが始まりました。

様々な意見が出てくる中、小1のRくんが「僕には特技がないから…」と言った瞬間、全員が「毒虫について誰よりも知ってるじゃん！！」「毒虫の知識すごいじゃん！！」と言ってくれました。

その子の中では毒虫について知っていることが『特技』とは思っていなかったようです。満面の笑みで「それは特技なのか…！」と嬉しそうに話してくれました。

それを聞いた小1のKくん、「僕、山手線1周言えるし、駅のアナウンスも全部言えるけど、それって特技かな～？」と。みんな「え！？山手線言えるの？？」「特技に決まってるじゃん！！」と驚きです。Ｋくんは満面の笑みで、その日から毎日、山手線1周をスラスラ言えるように練習しています。

結局、プレゼント交換か特技発表かは決まりませんでしたが、子どもたちの中で新たな発見を見つけられた、有意義なアクティビティの時間となりました。

さいごに

今回はMOCOPLA四ツ谷教室での出来事についてご紹介しました。

大人が過度に仲介しなくても、子どもたちの力で解決できることはたくさんあります。MOCOPLA四ツ谷教室では、解決方法や答えは教えず、それに導くためのヒントを与えています。子どもたちは双方の主張に耳を傾け、合意を生む力を持っています。

その力を信じて、今後も子どもたちと関わっていきたいと思っています。